株主・投資家情報

投資家のみなさまへ

平素よりみなさまには、当社グループの事業にご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。代表取締役社長の浦川康孝でございます。

2018年3月期は厳しい年になりました。社長就任早々、「下方修正/配当見送り」のお知らせを出さざるを得なかったのは、私自身も悔しく、期待していただいた皆様には本当に申し訳なく思っております。 本当に申し訳ありませんでした。

そのような中で我々は、「機械翻訳事業の見直し」という決断をしました。
フュートレックではこれまで、経営方針Re-Builtを掲げ「複数の事業の柱で安定的に支える会社」を目指して、事業の創出と拡大に取り組んでまいりました。
機械翻訳は、その新しい柱の一つとして取り組んでいた事業の1つです。
しかし、技術の変化や無償提供サービスの出現によって、機械翻訳事業参入当初に見込んでいた有償ライセンスビジネスの実現が厳しくなりました。
私は、フュートレックのコア技術はやはり音声認識であり、最も価値を生み出す事業である、と考えています。
そこで、大規模なサーバー型機械翻訳のビジネスへの投資を引き上げて、そこで得られた資金を、AIやIoT分野などで市場ニーズが高まる音声認識事業に集中して投資しようと考えました。
それに伴って、株式会社みらい翻訳の保有する全株式と、連結子会社であった株式会社メディア総合研究所の全株式を譲渡いたしました。

2019年3月期は、音声認識事業を中核として、CRM事業、映像展示事業、映像・メディア事業のそれぞれを柱として確立させることを第1の優先事項と捉えています。
各事業において、取り組むべき課題・商品を明確にして、外部からの協力をうまく得られる体制を作りながら、売上・利益の拡大を目指してまいります。
音声認識技術でこれからの鍵になると思うのは、「安心・安全」です。音声認識技術、特に機器との高度な会話が可能なサーバー型の音声認識技術を使うということは、機器が集音した音声がインターネットを通じて、認識用のサーバーに送られるということです。
もちろん非常に便利なのですが、プライベートな空間や企業の会議室に、そのような機器を置くことに不安を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
そのような「不安」に対して、我々は対策を提示していきたいと考えています。
また、技術については特許を押さえていくことをこれまで以上に重視します。
音声認識は社会インフラとして、自由に使えることも重要ですが、それを事業とする我々のような会社は、如何にマネタイズするかを考えなければいけません。これについては、ビジネスパートナーを開拓し、パートナーと一緒にビジネスを生み出しながら、その売上の一部をライセンスとして当社の収益にしていきたいと考えています。

私は、フュートレックに、社会インフラの中の重要なキープレイヤーに育ってほしい、と思っています。
黒子でいいので、世の中を支える仕事を会社の幹にしたい。
そのためには、この2年が勝負です。多くの企業が、オリンピックイヤーである2020年を、ビジネスの一定の到達点にしたいと考えていると思います。当然、その時にはそれぞれのパートナー企業の選定も終えているでしょう。
今やらないと先がない、逆に、今やれば先も見えてくる、そう考えています。

株主・投資家の皆様には、このようなフュートレックをご理解いただき、引き続きあたたかいご支援を賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。





2018年6月
代表取締役社長
浦川 康孝